基本方針

1. 地域に開かれた精神科病院として開放的な治療を推進し、患者さんの地域生活を支援します。
2. 患者さんの責任ある行動を尊重し、自由で活き活きとした治療環境の構築を目指します。
3. 患者さんの自己決定を尊重し、その実現のため、患者さんと共に努力します。
4. 患者さんの個性と人間としての権利を尊重し、信頼の患者－治療者関係の確立に努めます。
5. この地域の医療保健福祉ネットワークの中心的な存在として、専門治療、リハビリテーション、地域生活支援の切れ目ない提供を目指します。
6. 安全と安心の医療を確保し、医療サービスの質の向上を図るため、常に最新の専門知識の習得と技術の研鑽に努めます。

患者さんの権利と責任

1. 人間としての尊厳を保ちながら、平等に、良質かつ安全な医療を受ける権利があります。
2. 職員から丁重に敬意を込めて扱われ、不当に拘束されたり苦痛を与えられたりすることなく、病状に応じた専門的な対応と援助を受ける権利があります。
3. わかりやすい言葉で充分な説明と情報提供を受け、自らの意思で治療法などを決定する権利があります。
4. 自己に対する医療行為について、必要と思えば他の医療機関の医療従事者の意見 (セカンド・オピニオン) を求めることができます。
5. 個人に関するプライバシーを保護される権利があります。
6. 自己に関する診療録、検査結果等を含むすべての医療記録の閲覧や複写を請求する権利があります。
7. 自分自身の心身の状態、生活状況等、治療上必要な情報を正確に提供し、医療従事者と共同して治療に参加する責任があります。
8. 病院の規則や社会的ルール守り、他の患者さんの治療の妨げにならないよう配慮して行動する責任があります。